・彼女と彼の話・

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駅の改札すぐ側の開けたスペースに人だかりが出来ていた。 なんだ?面白いネタになりそうかなぁ。 聡史はカップルだらけの人だかりを避けなんとか一番前に出て行った。 そこには背の高く、金髪のショート髪をを有し、その顔には仮面舞踏会さながらの仮面をつけた女性がいた。 そのスタイルの良さを強調するかのようなタイト目な服を着て、高いヒールを履いていた。 その手には刀の孤 如くバイオリンとその弦が握られていた。 彼女は集まった群衆を一瞥するとその手にしたバイオリンをゆっくり掲げ弾き始めた。
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