おわりに

2/7
前へ
/29ページ
次へ
 “依頼”と堅苦しい言い方をしても、その実は単なる個人同士のお付き合いです。  個人と言っても社会人です。 それは学生であってもニートであっても同じです。 ネット上では仕事でネットを使っている場合を除いて、老若男女関係なく、誰もが“一人の人間”であり“社会人”です。  なぜなら、社会に属している人のことを社会人というからです。 ネット上では職業や性別・年齢・障がいの有無に関わらず、誰でも使えるサイトが多くを占めています。 人間は、肩書きやステータスを取っ払うとただの個人になるので、“社会に属している人”という共通点だけが残るのです。  ということは、ネット上の付き合いも“人間関係”・“人付き合い”ということになります。  では、上記の前提を確認したところで次にいきますよ。  あなたが絵師だったとして、たった今依頼が来ました。 相手は全く交流したことがない人です。  仮にその人が男性だったとして、彼はあなたのイラストを褒めちぎるコメントをしています。 そして、是非あなたに私の小説の表紙を描いてほしいと頼んできました。  嬉しいですよね。 でもまだ信用してはいけません。  相手の人と“なり”をしっかりと見ましょう。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加