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「みんな走るのを止めるな!」
先頭を走る章が、大声で叫んだ。
「オレたちはこのまま、あのバケモノを張り倒して、通り抜ける。
みんな、自分を信じろ!
オレたちならば、きっとできる!」
美智子の目の前に、首がへし折れた高校生のバケモノが迫ってくる。
怖い……。
でも、走ることを止めるわけにはいかない。
自分は走り抜けなくては……。
あのバケモノのすぐとなりを!
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