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・・・というのが、今日の出来事。それからずーっとモヤモヤし続けていた。
それで寝る直前まで考えてた。もう寝ようかと思ってたときに、本棚にあったアルバムが目に写った。
「・・・あ・・・」
・・・思いだした。「合言葉」の男の子の事を。
私には、小学生の一時期だけ仲いい男の子が居た。
背が低くて、明るくて、活発な子。
知り合ってからは何故か良く遊んでいた。気が合ったんだろう。
でも、それは1年の間だけ。
・・・男の子が、転校することになったんだ。
『遠くに行っちゃうの?』
『うん。でも楽しみなんだ。新しいお父さんもいるし!』
理由は、多分彼の母親の再婚。
何で前のお父さんが居ないかとかは聞けていない。
『じゃあ・・・もう会えないのかな』
『会えるよ、大丈夫!また遊ぼうね』
寂しさを感じている私とは対照的に、彼は常に前向きだった。
引っ越す先もおそらくちゃんと分かっては無かった。
それでも、子どもらしく前向きでいた。
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