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おじさんの晩酌の相手をしながら、一緒にテレビを見る。
こういう家族みたいな時間を過ごすのは、いつぶりだろう。
そう思ったら、親父のことを思いだした。
「お、おじさん。うちの親父には。」
「ああ、今日はうちに泊めるって話しておいたから心配ないよ。」
「ありがとうございます。」
家にいても、たまにしか顔を合わせることがない。
だから、俺がいてもいなくても同じだろう。だからきっと。心配なんかしない。
・・・わかってても、少し寂しい。
「要、お前も風呂、入れ。着替え、置いとくから。」
Tシャツにハーフパンツ姿の柊翔が、髪をタオルで拭きながら現れた。
「あ、はい。おじさん、お先にお風呂いただいちゃいますね。」
「おう、ゆっくり入っていいからな。」
・・・今日は、おじさんの言葉に甘えてしまおう。
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