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「まぁどっちを後継にするのかは、お父さんの自由だから思う存分迷ってなさいよ。
それより横浜行きの荷物の受付は……?」
首を傾げて問いかけた真尋さんの声で、ハッと我に返った私は慌ててカウンターの中に戻った。
そして受付用紙をカウンターに2枚置いてから、二人に伝える。
「あの、じゃあここにトラックの車番とドライバーさんのお名前と……」
ここの倉庫に専属で入るドライバーさんは、緊急時の連絡先として携帯電話の番号を書き込んでもらう欄がある。
しかしたまたま帰り荷などでスポットで入るドライバーさんにはその部分の記入をお願いすることはない。
けれど二人のどちらかが、この倉庫の横持ち担当になるかもしれないなら聞いておいた方がいいかもしれない。
そう頭の中で弾きだした私は、受付の前に立つ二人に告げた。
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