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やがてイベントも終盤となり、舞台代わりになっていた大型ウイングの荷台では、このイベントの主催クラブによる閉会の挨拶が行われている。
それを見つめていた真尋が、ファンとの交流をしていた俺に号令をかける。
「大和ー、後片付けするよ！」
頷いてテーブルのある場所へと戻ろうとすると、明日着の福岡便を積んだままの陽向を出発させようと真尋が声をかけているのを横目に、章吾が俺の肩を叩く。
「大和、ちょっといいか？」
「うん？」
陽向の出発を見守る真尋や誠也たちから少し距離を置くように章吾は俺の腕を引いた。
退場し始めたデコトラの列を遠目に見つめながら、章吾は他のみんなには聞こえないよう言葉を放つ。
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