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やがて大きな駐車場にポツンと止まっている大和さんのトラックにたどり着く。
そしてドアを開けた彼が私に振り返り瞳で乗ってと合図した。
しかし会社の制服のままだった私はタイトスカートを履いていて大型トラックの運転席には乗り込みにくい。
一段目のステップを登ったところで、スカートを太ももの方までずらさないと二段目のステップに足がかけられそうもないからだ。
どうするべきかと戸惑っていると、後方から彼の声が闇の中に響いた。
「ちょっと我慢して」
「えっ?」
驚いた瞬間、私の脇腹に彼の手が触れる。
それと同時に両足が宙を浮いて二段目のステップまで軽々と持ち上げられた。
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