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「あ、野菜スティックも食べます?」
「え?あるの?」
「それくらい自分でも作れますから」
少しだけ頬を膨らませながら言った彼女は野菜をスティック状に刻んで、食器棚から取り出したグラスに盛り付け満足そうに笑った。
「やっぱりディップは味噌マヨがいいですよね。
あ、そろそろお皿にご飯をよそってもらえます?」
「うん」
さらりと俺に次の仕事を与えた彼女は楽しそうに味噌マヨを作っている。
その横でカレー皿にご飯をよそいながら思った。
案外彼女は、生粋のかかあ天下になるのかもしれないな、と。
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