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すると俺の熱い視線に耐え切れなくなった彼女は、静かに瞼を伏せた。
あのバーベキューの時にも思ったけれど。
やっぱり彼女は無意識に男を惑わす小悪魔だ、なんて思いながら俺は吸い寄せられるように彼女の唇を塞いだ。
「……ん……ふっ……」
絡ませた舌先から時折漏れる彼女の甘い吐息は、いとも簡単に俺を獣へと変えてしまう。
ゆっくりと時間をかけて歩み寄るなんて結局無理で。
まだ玄関だと言うのに、俺は彼女の服の裾から手を差し込んだ。
この手に触れた柔らかな膨らみが無性に熱くて、塞いでいた唇を離し彼女を見つめる。
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