オマケ◆大和Side 二人の時間

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「一緒に暮らさないか?」 「…………」 唐突すぎた俺の言葉に、彼女はおたまを持ったまま固まっている。 けれどこの言葉の意味を彼女が自分の中で噛み砕いて、理解するまで俺は無言でじっと待つ。 どれくらいの時間が経ったのだろう。 やがて背中を向けた彼女は鍋のカレーをかき混ぜながら小声で言った。 「じゃあ……もう少し広い部屋がいいかな……」 そう言いながらも彼女の耳は真っ赤に染まっていて。 その姿にとてつもなく満足する俺がいる。 君の心を揺らすのも。 君の愛を受け止めるのも。 一生俺だけでありますようにと心で強く願う。
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