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福島にいた頃に、彼女が送ってくれた交通安全のお守りがバックミラーの下でゆらゆらと揺れている。
二度と悲惨な交通事故を起こさないでという彼女の切実な願いが込められたこのお守りは、今の俺にとって大切な宝だ。
律儀な彼女は、トラック用の少し大きめなお守りと乗用車用の小さなお守りのふたつを手作りして送ってくれた。
もう二度と彼女を悲しませるようなことはしないと、このお守りが目に映るたび改めて思う。
そう。もう俺達は焦らなくていい。
ゆっくりと一歩一歩、お互いの距離を縮めて行くための時間はまだ始まったばかりだ。

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