オマケ◆大和Side 二人の時間-2

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「あのね……本当はあの時から私は大和さんに恋をしていたんだと思う」 「えっ?」 「自分の父親が亡くなったのに……私……大和さんがあれからどうなったのか気になって仕方なかった」 「…………」 「今思うとすごく非常識な娘だったなって……」 そう言って彼女は悲しそうに笑った。 だけどそれは彼女だけではなく。 「俺も同じだよ。 あんな事故を起こしておきながら……ずっと遥香がここから消えなかった。 俺もあの日、君に恋をしたんだと思う」 そう言いながら俺は自分の胸に手を置いた。 「大和さん……」 「非常識だったのは俺も同じだよ」 けれどひとつだけ、俺達の思いが間違っていなかったと言い切れるなら。
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