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己の欲望を堪えつつ、俺はじっくりと時間をかけて彼女の熱を高めて行く。
「大和……さ……」
髪を乱しながら彼女が懇願するまで、何度も、何度でも果てさせて。
「欲しい?」
意地悪に問いかければ、彼女は今にも泣きそうな表情を見せながら従順に頷く。
本当はもう自分も余裕なんてないくせに。
今すぐにでも彼女と交じりたいと身体の芯が熱くてたまらない。
逸る欲望をゆっくりと彼女の中へと沈めた瞬間、自然と吐息が漏れた。
「はぁ……」
彼女の身体は本当に不思議だ。
こうして交わった瞬間、今まで生きて来た人生の中で一番の幸福感をそのたび感じる。
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