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だけど唯一、そんな章吾が私を支配するのがベッドの上だ。
「や……もぅ……」
どれだけ身体をよじらせても緩めてくれない章吾は、普段とは別人みたいで。
鍛え抜かれ締まった身体から汗の雫が落ちて来る。
いつもは優しく触れるだけのキスも、呼吸するのさえ許してくれないかのように熱い舌を絡ませ深いものへと変わる。
「はっ……あ……章……」
「我慢しないで、もっと声出せよ」
「くっ……」
もう私は章吾のくれる刺激でトロトロに溶けそうなのに、私を揺さぶる余裕の顔が無性に悔しい。
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