オマケ③■真尋Side 溺愛

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私の言葉に今度は章吾が唖然としている。 「でも仕事は……?」 「運転手に産休があってもいいんじゃない?」 笑いながら言った私に章吾も「ふはっ」と笑った。 「早くお義父さんとお義母さんにも孫の顔見せてあげたいし」 「孫なんて出来たら親父たちは溺愛するぞ」 「いいじゃん。溺愛してもらお」 たくさんの人から愛を貰って、たくさんの人に愛を与えられる章吾のように。 「じゃ今からもう一回、妊活する?」 ニヤニヤと笑いながら言った章吾に、私も笑って言ってやった。 「かかって来い」 きっとまた私の惨敗だろうけど。 「ホントに真尋は可愛いな」 満足そうに笑った章吾に再び私は翻弄される。 この人がくれる深い愛を全身で受け止めながら────。 -----オマケ③《溺愛》END-----
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