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冬 それは寒い雪の降る日だった キィーーーッ! ドンッ 私はそばに駆け寄ったが助けることが出来なかった。 もしあの時、私が冷静に物事を判断していれば助かったのかもしれない、そう考えると今でも自分を殺したくなる。 私は憎まれるべき人間になってしまった 最後の言葉は、なぜか『ありがとう』、だった 私が殺したも同然なのにどうしてあの言葉が出てきたのか私には分からない あぁ、ごめんなさい、助けられなくて お母さん────
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