とある天才の卒業

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女「黒板、書き込みがいっぱいだね!」 男「ああ」 女「えーどれどれ、最高の青春をありがとう、最高の3年1組… あ、誰ぇ?おっぱい揉みてぇなんて書いたのお!まったくしょうがないクラスだなー!はは!」 男「ホントだな。しょうもない、下らないクラスだった」 女「…もう、またそんな冷めた事言って。 まぁ、10年に一度の天才と言われたあんたにとっては、クラスメイトはさぞ低レベルに感じた事でしょう。 でもね、世の中はいくら頭が良くてもダメなんだよ?結局は楽しいかどうかで決まるんだから!」 男「留年ギリギリで卒業する元生徒会長のあんたの言う事は説得力があるな」 女「その節は勉強を見ていただきありがとうございました。へへ。 ねぇ、私たちも何か書かない?」 男「…俺はもう書いた」 女「え?どこに?」 男「…さっきのそれ、俺が書いたんだ」 女「………へ~え、やるじゃん。フフフ」
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