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本棚に追加「だーめ」
「ッ、あっ」
スマホを取り上げられ、そのまま腕を掴まれて寝室まで引きずられるようにして連れて行かれた。
「いッ、痛い、亮君っ、ったッ」
乱暴にベッドに投げ出され、起き上がろうとすると、両手首を片手でガシリと掴まれた。そんな力はなさそうな子だと思ていたのに、片手で握られた俺の両手は動かない。
しゅ、と自分のネクタイを外し、俺の手を縛りつけた。
「えっ、ね、ねぇ亮君?に、逃げないし…もうメールも…しないから…とって」
「だめ。遥人さん絶対逃げるって知ってる。それに、思ってた以上にソレ、似合ってるよ?」
「う、嬉しくない!」
辰己といい亮君といい、ネクタイで縛るのが好きなのか?じゃなくて!!
どうしよう、さっきのままの方が言い訳できたのに…これじゃぁ…
ピンポーン
背筋が凍る。
「…来たみたいだね」
「待って、お願い、亮君!」
亮君が玄関の方へ向かう。それを追いかけようと身体を起こすが、手を縛られているせいで上手く動かせない。
「やめて、亮君、せめて!」
この縛ってるネクタイだけは外してくれ!
そう言う前に、亮君はドアを開けた。

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