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鳴はとりあえずスルーし、岩から光っているものを抜き出すと、テスラに投げた。
パシッ
テスラ「危ないじゃ・・・って、なんでクラスマ合金が・・・?」
テスラは鉄?の塊を地面に置くとポーチの中からかなり度の高い虫眼鏡を出し合金を覗いた。
テスラ「わお、純度は推定76%・・・電気抵抗はっと・・・。」
バチチッ!!
テスラは電圧測定器を出すと合金に電極を取り付け、電気を流した。
テスラ「おぉ、抵抗・・・21%・・・使える。」
表情には出さないが、かなりテンションが上がっているようだ、先程の雰囲気は掻き消え鉱物を調べることに没頭し始めた。
鳴「・・・・(あれ、なんだ?俺凄い空気だぞ・・・?)」
鳴「なぁテスラ、ここが通れるようになれば金属の流通は早まると思うが・・?」
テスラ「やった!・・・使える・・・ん?あぁ、じゃあちゃちゃっと片付けて・・・あ、刀で岩が切れるかってそういう意味か・・・。」
鳴は馬鹿にした風な口調で。
鳴「今気付いたのか・・・相変わらず鈍いなぁ。」
テスラ「だからなによ、別にいいじゃない・・・。」
テスラは頬を膨らませながらジトーッとこっちを睨んでくる。
鳴「ぷっ、なんだその顔、お前って時々可愛いよな。」
テスラ「なっ・・・時々ってのが引っかかるんですけど・・・。///」
テスラは顔を少し赤らめながら目を逸らす。
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