始まりは唐突に。

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クラスマ合金は帯電していた電気を放電し、半分木製の異形達は(高い所に居ることも重なって)避雷針の様にクラスマ合金内にある電気を受ける。 ドサッ、ドサドサッ、ドサッ ゴトッ 鳴「・・・・やったか・・・?」 テスラはそれは昔でいう生存フラグじゃ・・・?とか思いながら口を開いた。 テスラ「なわけないじゃん、痺れてる間に止めを刺すよ。」 鳴「だよな、まあそうだろうとは思ったけど・・・うん。」ドスッ パァンッ! 鳴「ふぅ、あのまま戦ってたら確実に殺られてたな・・・・サンキュな、テスラ。」 鳴は最寄りの岩に腰掛けながらテスラに感謝の気持ちを伝えるが・・・。 テスラ「うぅ・・・せっかくのクラスマ合金が・・・殆ど酸化しちゃった・・・。」 肝心のテスラはそれどころではなかった。 鳴「・・・・・・そんなにショックなのか・・・?そもそもそのクラ・・・・スター合金だかなんだかはそんなにすぐ錆びるものなのか・・・?」 テスラ「・・・・・クラスマ合金は伝導率が高すぎるから、放電するほどの電力を流すと表面から微弱な磁気を発生させて酸素が集まって酸化が早まるの。」 クラスマ合金・伝導率が高く今では機材に使われることが多い、この世界では砂漠化により金属が他の金属と混ざってしまうことが多々発生するようになってしまい、純度の高い金等はもうほとんど取れない。 その合金の中でもクラスマ合金は中々純度の高い状態で見つかることが少なく、希少価値が高い。
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