始まりは唐突に。

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鳴「そうか、それは助かるな・・・お、この本とか買っといた方がいいんじゃないか?」 鳴は鍛冶に関する古本を手に取りテスラに見せる。 ペシッ テスラ「要らない、私そんなのなくても大体の事はわかるし。」 鳴「・・・お前、そういって読むのめんどくさいだけだろ?」 少しの沈黙の後、テスラは思いっきり目を逸らし。 テスラ「え、そ、そんなことないけど~?も~鳴ったらそんな適当なこと言って~。」 テスラは目を泳がせ、かなり棒読みで否定する。 鳴「めっちゃ棒読みだし、超目泳いでるぞ・・・まあそれはいい、宿はどうなった?」 テスラ「あぁ、宿は残ったのだけでも3ヶ月は泊まれるんだけど・・・ここは敢えて次の所に迅速に行くためGay-borgue vol.2を買うことにしました、いぇい。」 Gay-borgue vol.2(砂漠で滑走できる車、その中でも安全性を最も欠きスピードのみを重視した物、スピードだけならばどの車よりも早い) 鳴は頭を抱え、あぁ、もう色々諦めるか・・・と思いながらも殆ど表情を変えないテスラに向かって口を開く。 鳴「あのな、それなら泊まった方が圧倒的にいいぞ・・・Gay-borgueシリーズなんて買うくらいなら普通に歩いた方がましだ。」 テスラ「えぇ・・・でも安かったし~、シートに排出機能あるしぃ、パラシュートも着いてたしぃ・・・・。」 鳴「どんな魔改造だ・・・旧世代の戦闘機じゃないんだから・・・。」
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