始まりは唐突に。

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鳴「・・・・・あっ、と・・・当初の目的を忘れていた、なああんた、ルトールでおすすめの宿とここらへんで取れる鉱物のことを知りたいんだが、教えてくれないか?」 野次「ん?あぁ、そうだなぁ・・・宿ならやっぱりミルトゥだな、あそこなら安いし飯は美味い!しかもイレバースには最も便利な、外部カメラで外を監視して異形を倒した者を録画、トレード無しで泊まることができる。」 野次は少し興奮気味に長々と話し始めた。 鳴「ほう、それは興味深いな・・・ってか便利な世の中になったな・・・さっきのも録画されてたのか・・・?」 宿に泊まったり道具屋で物を買う場合物々交換(トレード)が基本だがイレバースの場合異形を倒すことでその礼という形(異形の強さ、大きさ、被害等の総計により得る利益は変わる)だが倒した証として、異形の一部を持ってこないといけない。 だがミルトゥでは元々望遠カメラが設置されており、その記録でイレバースに与える利益等を統計するらしい。 なお、店や場所によっては物を直接もらえたり泊まる場所を提供するなどといった形で変わってくる。 野次「聞く所によると、あのカメラは10キロ先まで撮ることが出来るらしい、でだな・・・」 鳴「あぁ、いや・・・もうわかった、で鉱物に関してはなにか心当たりはないか?」 鳴は野次の言葉を遮ると、鉱物の話を切り出した。 野次「鉱物ねぇ・・・」 野次は顎に手を当て2分ほど考え込むと口を開いた。 野次「それこそ、水場付近に鉄鉱云々の機材と鉱物がある・・・まあ鉄なら結構替えがあるって聞いたし此処を通れるようにするまでは持つだろう。」 鳴「そ、そうなのか・・・(まずい、武器のアップグレードしてもらおうと思ったんだが・・・これは期待薄か・・・?)」 それは予想打にしてなかったのか、鳴は内心結構焦っていた、これは一刻も早く岩を退けなければと思い、テスラとすぐに合流しようという考えに至る。 鳴「助かった、情報ありがとう。」 野次「いいってことよ!また聞きたいことがあったらここに来な!」
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