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僕の住む神戸の町は、日本でも名の知れた港町のひとつである。
兵庫県の南、大阪湾に面していて、阪神工業地帯を形成する都市のひとつであり、古くから海外との貿易の拠点でもある。そして日本の三大港と言ったら横浜、長崎、次は神戸だと相場が決まっている。(少なくとも僕はそう思う)
過去の一時期には都が置かれた事もあって、しばらくは"都"として整備されたが、それは本当に一時期であって、半年ほどですぐに都は京都に戻さた。そのときに神戸ゆかりの武士の平清盛が整備した大輪田泊(現在の和田岬あたり)は、幕末の開港まで度々港として使われることはあったが、神戸が現在に続く近代的な発展ををし始めたのは、拠点となる港が兵庫から神戸に移された幕末から明治にかけてだ。
幕末の五か国条約で開港された神戸は、当時日本の商業の中心であった大阪を開きたくないという幕府の思惑もあって、さらには朝廷が異国人を警戒したことも相まって決まった港だった。しかし、大阪に比べると遠いが、開かれた港の中では一番京都に近いと言うことで、海外からの船舶が多く来航して近畿の貿易の中心となり、そしてたちまち商港として復興・発展していった。その頃に今の基礎となる港ができはじめた。そして前述の通り今に至る訳である。
そんな神戸は、三宮駅と神戸駅の間を中心にして繁華街が広がっていて、異人館や南京町、旧居留地など、神戸のガイドには必ず載っていると言っていいスポットがその間には点在している。なので、国内外問わず多くの観光客が週末になるとそこに訪れる。
そして、その2つの中心の間には、いつしか商店が集まり、大きな商店街となった。
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