第1章

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A「このへん?」 B「完璧!そのまま後ろで支えてろよ大木」 C「ごめんな大木、俺リナちゃん描くので精一杯で立たせること考えてなかった」 B「いや、谷さすが美術部。このJK等身大パネルがあれば、俺ら共学校を卒業したも同然!よし、一人ずつ撮るぞ。なんかこう、リアルなポージングで」 C「じゃ俺から!大学で『これ俺の元カノ』って見せて余裕ぶるから腰に手を回してるとこ撮ってくれ」 B「発想がすこぶる童貞。いいね!ボタン押してやるよ。次、生物部小林…お、やるな、その距離感。『仕方ねえから一緒に撮ってやる』って感じか」 D「ち、近寄れね。まぶしくて…」 B「落ち着け、ただのパネルだ!」 D「な、なまあし…」 A「小林くぅん…ちゃんとリナをミ・テ」 B「無駄に女子の声だすな、演劇部大木」 C「うわ!さっきの写真すげーいい!さすが写真部酒井」 卒業の色は夕日の色でした。
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