鳥使いのおじいさんとフウセンオウム

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オウムの方は最初から物分かりのいいような顔をしていて、ずっとじっとしていたかと思うと、急に、 『フウセントンデッタ…。フウセントンデッタ…。』 と、まるで唄うかのように鳴いておりました。 おじいさんは、 まるで本体がオウムであるかのように、腹話術の人形よろしく、ただ黙ってずっと立っていたのでした。
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