鳥使いのおじいさんとフウセンオウム

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『サキ、キミニタノミガアル。 コノタネヲウエテホシインダ。アノコダカイオカノウエニウエテホシインダ。ナカマガタスケヲモトメテイルンダ。ハヤクタスケテアゲテホシインダ。サキ、コノタネヲウエテ、リッパナタイボクヘトソダテテホシインダ。 ナカマガマッテルカラ。 ズットマッテルカラ…。』 突然のことでサキはびっくりし、またオウムの言っていることがまったく理解できませんでした。それになぜこのオウムが私の名前を知っているんだと思い、不気味でした。 最初は、サキを知っている子がイタズラで、このオウムにたいそうなことを吹き込んだのだろうと考えましたが、どうやら違うという事がわかりました。
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