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しかし次に目覚めたら、そこは病院だった。
どうやら一昼夜丸々、意識を無くしていたらしいのだ。
私は『贄』にはならなかったらしい。
では、乞おてくれた彼女は……?
私は今も、皆の声に耳を傾けながらここにいますよ。
ずっと、待っているから……もう一度、あの時のように乞おてくれませんか?
『貴方の心が欲しいです』
ならば私は、少し変えて返しましょう。
『私にも、貴女の心を下さい』と、………。
了
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