第8話 ノンフィクション率1%

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 しかし次に目覚めたら、そこは病院だった。  どうやら一昼夜丸々、意識を無くしていたらしいのだ。  私は『贄』にはならなかったらしい。  では、乞おてくれた彼女は……?  私は今も、皆の声に耳を傾けながらここにいますよ。  ずっと、待っているから……もう一度、あの時のように乞おてくれませんか? 『貴方の心が欲しいです』  ならば私は、少し変えて返しましょう。 『私にも、貴女の心を下さい』と、………。     了
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