第18回「ずっと待ってるから」

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それから俺は強引に家の中に入りほろ酔いの父親から無理矢理連絡先を聞いた。
殴ってやりたい気持ちを抑えた自分を誉めてやりたい。

3か月間の間、のんきに待っていた自分を呪った。
俺はなんてバカなんだ。彼女の言葉を鵜呑みにしてなんの行動も起こさず3か月も放っておくなんて。

どうして俺に何も言ってくれなかったんだろう？ 俺ってそんなに頼りないのか？

いや。彼女を責めるな。
まず謝りたい。
何も分かってなくてごめん。
君が辛かった時、俺は何もできなくてごめん。