時守家の秘密~猫神様がやってきた~

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***  ネムは嘆息を漏らして「仕方がない奴だ。勘違いしおって」とかぶりを振った。 「誰、知り合い?」  アキは、崩れた襟元を直しながら問い掛けてきた。 「まあな。妹のようなものだ」 「妹?」 「ミコはそうは思っていないのだがな。どうしたものか」  再びネムは嘆息を漏らす。 「ネム、ミコ嫌いか?」 「いや、そんなことはないぞ」 「なら、受け入れろ」  ネムは「そうだな。けど、今は誤解を解かないといけないな」と微笑んだ。 ***
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