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後日、真実を知ったミコは謝りに彰俊の家にネムと真一とともにお邪魔していた。
「ごめんなさい。私の早とちりでとんでもないことしちゃって」
ミコは床に頭を擦り付けて平謝りした。
「気にしてない。大丈夫」
アキはミコに肩を触れて顔をあげるように促している。
「やれやれだな。どいつもこいつも阿呆ばかりだ」
「トキヒズミは少し黙っていろ」
「なんだよ、おいらに説教とは百万年早いぞ」
彰俊は、苦笑いを浮かべて「俺はそんなに長生き出来ないよ」と時歪を胸ポケットへ押し込んでしまった。
「本当に面白い方たちですこと」
慈艶は楽しそうに笑みを浮かべて皆の顔を見回している。
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