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いつかはきっといいことがある。
不幸があったあとは、必ずいいことがる。
なら、いいことがあったあとは?
また、不幸が待ってる。
人生、山あり谷あり。
でも、不幸の方が多い気がする。
それはさ、人間は辛いことの方が覚えてるからだよ。
なんで?
さぁ?そこまでは知らない。
なんかさ、人間って変な生き物だよね。
だから、成長するんじゃない?
本当にいい奴とか、本当に完璧な奴がいないみたいに、本当に幸せな奴なんかいないよね。
そりゃあね、自分は幸せだって思って生きてる人はいると思うよ?
ふーん…でもさ、それって難しいよな。
なんで?
だって、不幸なことも幸せだって思わないと無理じゃない?
うーん…どうなんだろ?些細なことでも、幸せだって思えるってのが、大事なんじゃない?
…幸せってなんだろうな。
なんだろうね。
いいことのあとに、不幸があるなら。
不幸があったあとは、必ずいいことがる。
なんて、誰が言ったんだ…。
人生、山あり谷あり。
なんて、誰が言ったんだ。
幸せの先にある不幸を味わうために、幸せになるなら、ずっと不幸なままでもいい。
幸せの先に、絶望しかないのなら、絶望のみの人生がいい。
それが“当たり前”になってしまえば、幸せを知ることのない人生ならば、悲しみも憎しみも生まれないかもしれない。
それなら、幸せなんかなくていい。
山の頂上にたどり着けなくても構わない…。
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