[Background Story] #case.-2 陶酔

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僕はお金持ちの大富豪の末息子として生を受けた 兄様達は学業の他に、気の合う麗しき女性と戯れたり、フェンシングやゴルフといったスポーツに汗を流すことに夢中になっている 僕は兄様達とは異なるが、僕の全精力を注ぎ熱中できる物を持っている 「そう!アイリーンクロニクルだ!!!」 「何を言うか、馬鹿者!」 「フギャッ!」 僕の脳天に雷が落ちた 「そのような低俗な物は止めて、さっさとお前も明義や捺義の様に勉学に励まんか!」 「父様は分かっておられない!この(ゲームの)世界で生き抜く為に、僕は勇猛果敢に敵将を打ち取るために試行錯誤し努力を積み重ねています!」 「『この世界』は現実の世界だ!!そんな物で世界を語ろう等とは!お前は戦国の武将ではない、私の息子だ!!」 父様は分かっていない 兄様達さえも同類だ 僕は強者をまとめる強者として、誇り高く強くあるべきなのに!
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