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ある日僕は昼の休憩の合間にアイリーンクロニクルにログインしていた
「よし、ケイト、アリア、この僕と共にサルムド炎の洞窟を優雅なる氷でクールダウンしてやろうじゃないか!」
僕はタンクの重装戦士と支援攻撃の得意なソーサラーと共にダンジョンへ向かった
「クーリングメテオ!!吹雪け、クルグリの吹雪よ!!」
ダンジョンの最奥でボスのボルティグ・グレイザーという火球を吐く大蛇を相手にしていた
――あと2000ダメージで倒せる!――
ボルティグ・グレイザーの尻尾攻撃はタンクのケイトが防いでくれる
僕とアリアは飛びまわる火球を避けつつ氷魔法を詠唱する
「あと1000だ!僕のMPポットはもう空になってしまった!次にケイトが防御したら全員で攻撃すれば倒せるだろう!」
「クレイジング・レインフォース!!」
ボルティグ・グレイザーのHPバーが黒に染まる
その瞬間、端末が熱くなり、白い光が画面からあふれ出る
バチィッ
一瞬、電気のようなしびれが指先から頭へ流れ込んだ
そして僕は痛みとしびれで気を失った
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