第一章 目覚め

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母から、ボクが5年間ずっと昏睡状態にあったときに、卓球部の先輩や仲間たちがお見舞いに来てくれたということを聞いた。その話を聞き、ボクは夢田くんの声を無性に聞きたくなった。 5年ぶりに夢田に会ってみることにした。夢田は、元気にしているのだろうか?ボクは、携帯電話で夢田に電話してみた。5年も期間が開いていたというのに夢田元気は、電話番号もメルアドも変えていなかった。ぼくの帰りをずっと待っていたらしい。「夢田くん元気してた?」と問うと、「うん」とだけ言った。「18日、遊ばない?」とボクが問うと夢田は「いいよ」と言った。そして18日になりボクらは遊ぶことになった。夢田くんの家でボクが眠っていた間に起きた出来事などを夢田くんにいろいろ聞いた。
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