第一章 目覚め

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ふと気がつくとボクの顔の上に先ほど読んでいた、哲学書が乗っかっていた。いつの間にか眠ってしまったらしい。ボクは、時計を見て、まだ19時45分であることを知る。ボクは、一階へ降り、お風呂へ入り、夕食を食べ、そして、二階へと戻って勉強に取り掛かった。 ボクは、勉強をしていた。予習復習だ。椅子に座り1時間ほどして背伸びとあくびをしたとき、突然の停電が起こり、ボクはあまりに突然の出来事にパニくってしまい気が動転していた。急いで、懐中電灯を探す。しばらくすると目が慣れてきた。確かローソクがあったはずだ!と思いボクは、ローソクを探しに自室を出た。やっとローソクを見つけ、マッチが近くにあったためそれで火をつけた。ぽっ っとキャンドルに明かりが燈った。 キャンドルの明かりを見てボクは「あたたかぁい」と呟いていた。 一階では、何やらガタゴトと物音が聞こえる・・・・ 親も、気が動転しているようだった。 なあに、ブレーカーを元に戻せばいいだけの話しだ。とボクは安心しきっていた。
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