第一章 目覚め

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どうやら、この家だけではないようだった。 近隣住民も停電していた。どうやら、何かがあったのだろう。 その何かというのは分からないが、兎に角、電気の供給がストップしているという事態は現実であった。レスキュー隊などが来るのだろうか?電力は回復するのか・・・まったくもって目途がつかない状況だ。 どうすれば、いいのだろうか? ここで、死ぬんだろうか・・・・ ボクは、頭を激しく振り、その考えを振り払うかのようにポジティブなことだけを考えようとした。 ポジティブなこと・・・ポジティブなこと・・・ あかねさんのことは今は、考えないでおこう。 ますます、死にたくなる。
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