夜の横浜

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「でもこう活気があって明るい横浜の雰囲気は、学生時代から好きで変わらないなぁって思って安心というか嬉しくなったというか」 「確かに色々なお店が出来たりして、横浜駅やその周辺も少しずつ変わってはあるけど……そうだね。綾の言ってる事分かるなぁ。この明るくて賑やかな雰囲気、私も好きだから」 そう言って美玲が笑った。 そして歩いていると横浜駅に到着し、駅中へと入った。相変わらず人がとても多い。 人ごみを避けながらしばらく歩いていると、京急中央改札口が見えてきた。青と白の大きな看板。懐かしい。京急線を利用していた私にとって、ここの改札口は待ち合わせ場所にも利用していた。 瑞穂と美玲は京急線なので、改札口に近づけば別れが近づく。 淋しい。 「あぁー!淋しいなぁー!」 「えっ?!」 心の声が漏れたかと思っていたら、声の発信源は美玲だった。 「やっぱり綾がいないと淋しいわ。来年でもいいけど、遊びたい時はいつでも連絡してよ。前もって連絡したら予定合わせるしさぁ」
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