境界線-2人の季節-

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今日も疲れた。 あと1ヶ月で中学最後の大会。 少しでも上に行きたい。 なら練習しなきゃ。 あたしの隣の家に住む宍戸陸。あたしの好きな人。 あたしが通う学校はサッカーの強豪でその為部員数も多い。 そこで陸はレギュラーに入ってる。 相当練習もハードなはずなのに陸はそのあとあたしの自主練に付き合ってくれる。 元々陸は小学生の頃サッカーとバレーを両立してたからバレーもできる。 それになんとポジションはセッターだった。あたしはウイングスパイカーだからちょうどいい。 「あ、勉強しなきゃ」 一応受験生だ。勉強しなくてはならない。 いざ、始めたものの勉強に身が入らない。 それもその筈だ 「陸、好きな人いないのか…」 天井をみあげる 「違う違う!これはチャンスだ!絶対に掴まなくては!!」 そう自分にいいかせているけどやはり気になる 「はぁー」 思わず深いため息がでる。 「寝よ。」 あしたも朝練があるから早い。 備えよう。 ベットに入り眠りについた
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