境界線-2人の季節-

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「ごちそうさまでした。」 今、夜ご飯を丁度食べ終わった。 「相変わらず友梨の料理はうまいな。」 「まあできないと困るからね。」 「俺は友梨がつくってくれるからいいや」 「なにそれ」 ほんとなにそれ。 意味わからない。 陸のことだし深い意味はないか。 「先風呂入る?」 食器を運んでいるとそう聞かれた 「いや、洗い物やるからさきいいよ」 「俺やっとくよ。それくらい」 「んじゃ入る」 気が利く。ふつーにいい奴。 「いろいろ疲れた。」 湯船に浸かりながら考える。 「んーなんか暑いなー」 のぼせたかなー? 「そろそろ上がるか」 「陸、上がったよー」 「おう…って顔赤!」 「あーちょっとのぼせた」 フラフラしてるかもこれー 「だいじょぶかよ……」 てをパタパタして少し風を送ってくれる でも… 「おい!?友梨!!」 「限界」 バタリと倒れる あたしなにやってるんだろー いーやもう
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