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背中をツツーっと汗が流れた…。
あの扉を開けていたら…死んでた?
「ジョーカー?」
「マスター。驚いたろ?」
驚く何てものじゃない!心臓が口から出そうだよ!
「ええ。生きた心地がしません。」
「ふふ。」
そしてマスターは気づいた。
ジョーカーはマスターを助ける為に鼻歌を歌っていた事に。煙草の煙りと鼻歌と記憶に残るメッセージ。開けるなと言った言葉と鼻歌がマスターを救った。
「ジョーカー。ありがとうございます。」
「いや、マスターがツワモノだった。」
思わず、くすっと笑ってしまった。強者と言うジョーカーが強者だよ。
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