第1章

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背中をツツーっと汗が流れた…。 あの扉を開けていたら…死んでた? 「ジョーカー?」 「マスター。驚いたろ?」 驚く何てものじゃない!心臓が口から出そうだよ! 「ええ。生きた心地がしません。」 「ふふ。」 そしてマスターは気づいた。 ジョーカーはマスターを助ける為に鼻歌を歌っていた事に。煙草の煙りと鼻歌と記憶に残るメッセージ。開けるなと言った言葉と鼻歌がマスターを救った。 「ジョーカー。ありがとうございます。」 「いや、マスターがツワモノだった。」 思わず、くすっと笑ってしまった。強者と言うジョーカーが強者だよ。
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