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マスターと呼ばれ返事をしてジョーカーを見る…。
ふっと笑って話始めた。
「マスター。扉が消えた。よく、開けなかったな。」
「えっ…。それは、開けるなとジョーカー、君が言ったんですよ。」
「ふふ。大概、開けてしまうんだよ。俺は今まで何人かに教えて来たが、開けなかったのはマスターだけだよ。」
「はぁ…。」
何だか気が抜けた…。
「あの扉、いくつ見えた?」
「3つです…。」
「全部、見えたのか。凄いなマスター。」
「えっ?どういう事か、お聞きしても?」
「ああ。」
ジョーカーはジャックダニエルを一口飲むと煙草に火をつけて、煙たそうにフゥーと一息吐いて話始めた。
「マスター。あの扉、1つ目の扉は首を。2つ目の扉は手足を。3つ目の扉は胴体を。」
ジョーカーから目が離せない…。目を見開いて固まった。
「開けたら、狩られてた。
危なかったな。」
えっ!!何を言っているんだ!ジョーカー!
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