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分かってる。
僕が馬鹿をやると
彼が自分を責めること。
「こんな僕を……まだ見捨てないの?」
まるで加護天使のような愛。
「あなたみたいな人を裏切って、薬欲しさによその奴の慰み者になる男だぞ?」
「和樹……」
「恥知らずのメイド姿でご奉仕さ!」
「もうやめろ」
僕にはもったいない愛に
応える術もなく。
「教えてやる――あの時僕、そりゃ気持ち良く逝ったんだ!あの恰好で裏庭に跪いて……」
「やめろって言ってるだろ!」
もっと傷つけるしか――。
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