タバコーヒー

だが、どうだろう。
実際に吸ってみるとコーヒーの味がするではないか。タバコよりもうまいじゃないか。苛立ちもスッキリしていく。

「口に合いましたでしょうか？」と店員は聞く。
「はい、美味しかったです。なんかもう、タバコなんて吸いたくなりました。ところでおいくらに？」と私は聞く。
「お金なんていりません。私たちは自然環境が少しでも良くなればいいのです。だからどんな時でも飲みに来てください」と彼は言う。
「ぜひ、そうします」と私は答えた。

そしてもう一杯頼んで席を立った。

「またの御来店をお待ちしております」と店員たちはそれぞれ言う。

そして私はその場を去った。
それ以降、タバコは吸わなくなった。
また、私は"タバコーヒー"を通うようと徐々に店も大繁盛して行くのだった。
すぐに出てくる商品の"タバコーヒー"。
タバコを吸うあなたも一度は来てみてはどうでしょうか？