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さて、ドリルでもやるとするか。
勢いよくドリルを開けると、ため息がでる。
やはり書いてあるわけないよな…‥
ページは新品同様の白さで、
僕の心を折ろうとする。
先生からドリルに書き込むのはダメだと
言われていたから書かなかった。
理由は何度も計算を解くためだそうだ。
「これから、ドリルの40ページ近くを
やるなんて大変だ~」
独り言のようにつぶやいて、ノートを開けて
机の中の鉛筆を取り出して、問題を解き始める。
1ページに30問近い問題数がある。
40×30=1200。つまり、1200問を
残り14時間で解かなければならないのだ。
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