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最初にノートに問題の式を書き、
その後に答えを書く。
途中式が必要な所はドリルに書かれているので
それに従う。
去年の夏に途中式を書かなくて先生に怒られた
事もあり、書くことにした。
問題を解いていくうちに、
すらすらと解けていくのを感じた。
これなら、夜遅くまでかからないな。
裏ボスともいえる計算ドリルを楽に倒せる
と思った矢先に、ママの声が聞こえた。
「ユウちゃん、そろそろご飯の時間ですよ~
早く来てね~」
もうこんな時間か。机の上の時計を見ると
6時30分を示していた。
ちょうどお腹が空いてきたところだ。
急いで部屋を出て手を洗いテーブルに向かった。
僕はテーブルの上に置いてある物を見て驚いた。
「ママ、なんで今日は鍋なの?」
そこには、大きな鍋が置かれていた。
「だってユウちゃんが食べたいって、
言ってたじゃない~」
確かに、一週間前に言ったけど、
今日でなくともいいじゃないか。
エスメラルダによる策略なのではないかと
思った。
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