第1章

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「寂しい?」 僕の後ろで笑うコウタは 頭の良い友人だ。 「……何が?」 そして僕は意気地がない ただのカフェ店員。 「…タクマさんと楽しそうだね。」 レジで話す2人を見ながら 僕に話すコウタはきっと 飽きれ顔で笑ってる。 そう、と僕も笑って豆を挽く。 香ばしくて苦味のある香りが 僕を包み込んだ。
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