第1章

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店内は落ち着いていて 僕たちと交代でタクマさんが 休憩の時間になる。 「タクマさん、代わりますよ。」 豆の在庫チェックをする タクマさんの手から チェック表を受けとる。 「ありがと、ユウちゃん。」 …タクマさんは格好いい。 それは見た目だけじゃない、 30代の落ち着いた大人の雰囲気に 親しみやすさも持ってる。 僕より年下でも 大人っぽい彼女とのツーショットは お似合いだと思ってる。 そう、思ってるのは本心なのに 何故だか珈琲豆を噛んだ味がする。
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