0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
面倒くさい。
なぜ、2回も高校生しなきゃいけないのか...
--1か月前--
?「お前、来月から高校生な」
『はあ??何なんですか急に…てか来月から俺は大学生のはずですけど』
?「仕事だ。どうせ学生なんだから一緒だろ」
『大学生と高校生はだいぶ違うと思いますけど』
?「細かい事は気にするな」
『気にします』
?「命令だ」
という訳で大学生の俺が高校生に。
ちなみに俺に命令してきたのは一応、上司。
俺の仕事はいわゆる秘密警察ってやつ。日本でも選りすぐりのエリート達が所属していて、構成は5人チームがいくつか。正確な数は各チームのボスしか知らない。
俺に命令しやがったのは俺の所属するチームのボスだ。
ボス「入学式遅れるぞー」
『うるさいです。知ってます』
ボス「かわいくねえなぁー」
『俺はかっこいい系ですから』
ボス「顔の話じゃねえよ」
『行ってきます』
ボス「おい」
--入学式--
次は新入生代表の挨拶か。てか眠い…
司会「新入生代表。伊藤 慧(いとう けい)」
って俺、新入生代表ぉぉ??
ボスめ、恨んでやる。
『はい。』
仕方ないそれっぽい事言ってやり過ごそう。
『暖かな春の日差しが降り注ぐ中、この様な盛大な式典を開いていただいた事心から感謝いたします。……新入生代表、伊藤 慧』
疲れた。マジでボス次会ったら許さない。
やっと終わったぁ。例によって校長の話長いし。
次は教室か。
担任「入学おめでとう。俺はこのクラスの担任の泉 祐也(いずみ ゆうや)だ。1年間よろしく。じゃ、まずは自己紹介から。出席番号1番の伊藤からだ。」
『伊藤 慧です。趣味は音楽を聴くことで、スポーツはサッカーやってます。これからよろしくお願いします。』
クラスメイトは36人か。多すぎず少なすぎずって感じかな。見たところなんの変哲もない普通の学校だし、仕事しやすいかも。
一部を除いて。
最初のコメントを投稿しよう!