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初めて乗ったバイクと言う乗り物は、面白いが同時にすごく難しかった。何度スタートでエンストしたことか。さらに立ちゴケも多く、乗りこなすのにはだいぶ時間がかかったと思う。特に2ストロークでピーキなエンジンは、3000rpmまでは全然パワーが無く、6000rpm~9000rpmの間だとチャンバーからレーシーな音を響かせて気持ちいいが、そうすれば法廷速度を遥かに超えてしまう。(ただ、この音も乗ってるライダーにはいい音に思えるが、周りから聞いているとミツバチか蠅の音に聞こえるらしい)ようするに、自己満足的にいい音、まあ、それでいいけどね、バイクって乗り物は・・・
さて、ガンマを買ってからと言うと、暇さえあれば走っていたような気がする。今まで自転車位しか自分の乗り物を持っていなかった私としては(あたりまえか?)一気に行動半径が広がり、まるで羽が生えたような気分と楽しさを味わえた。そして、いつもワクワク、ドキドキできるアイテムとなった。
しかし、このガンマも一年もしない内に盗まれてしまうとは、この時は、思いもしなかった。ある日、駅に停めていたガンマが、忽然と消えたのである。停めた場所に在るはずのガンマがないのに気がついた時には、違う場所に停めたのかと思い、一時間程さがしたが、やっぱりない。結局、警察に届けたが見つからなかった。悔しくて、悲しい思い出となってしまった。
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